立体的なだまし絵を書きたい方必見!押さえておくべき基本と書き方について解説!
人の目の錯覚を利用して、不思議な感覚を与える「だまし絵」。自分で書くのは一見難しそうに感じますが、しっかりと基本を把握しておけば、誰でも簡単にだまし絵を書けます。
この記事では、だまし絵の書き方と書く際のポイントをお伝えしますので、見る人を楽しませる作品を作りたいと思っている方は、是非参考にしてみてください。
立体的なだまし絵を書く際に押さえておくべきことを解説!
だまし絵を書く際に、押さえておいてほしい2つのポイントを紹介します。1つ目は「1つのパーツの中に2つの意味をもたせる」です。
例えば、有名なものだと、見方によっては斜め後方を向いている若い婦人にも見え、右を向いた老婆の横顔にも見える「婦人と老婆」があります。
こちらの絵では「婦人の耳」と「老婆の目」の部分が、2つの意味を持っていることで「だまし絵」として機能しています。
このように、1つのパーツに2つの意味を持たせることがだまし絵のポイントです。
2つ目は「色の使い方で平面の絵を立体的に見せる」です。
皆様も見たことがあるかもしれませんが、典型的なだまし絵の技法の1つに、平面の絵なのに立体的に見える技法があります。
例えば、グラデーションを利用して、本が開いているように見えるだまし絵があります。
これは、左右2つの長方形を同じように、中心側に向かって濃い色になるようグラデーションにすることで、まるで本を開いているかのように見える技法です。
このように色の見せ方を上手に工夫することで、平面がまるで立体の様に見えてきます。
5分で書ける立体的なだまし絵の書き方について解説!
ここまでだまし絵を書くときのポイントについて紹介してきましたが、知識を得るだけではなく、実際に自分でだまし絵を書いてみたいですよね。そこでここからは、誰でも5分で書ける、簡単な「3Dはしご絵」の書き方を紹介します。
是非、自分でだまし絵を書く経験をしてみてください。
まずは、紙とペン、できれば定規も用意してください。
ペンは色の濃いものと薄いものの2色を用意しておくのが望ましいです。
続いて、紙に平行な縦線を2本引いてください。
このとき、ペンは薄い色のものを使うようにして、定規を使って線を引くのがベストです。
その後、平行な縦線の中間あたりに、薄い色のペンで横線を1本引いてください。
そして、濃い色のペンを使って、2本の縦線の上部先端から、先程引いた横線の延長線上に、斜め35度〜40度くらいの直線を2本平行に引きましょう。
延長線上に線が引けたら、下側に同じように平行な2本の斜め線を下ろしましょう。
ここまでできたら、続いて薄い線と濃い線の中に等間隔で横線を引きます。
この際、薄い線と薄い線、もしくは薄い線と濃い線の間は薄い色のペンを使って横線を引き、濃い線同士の間は濃い色のペンを使いましょう。
最後に、最初に引いた横線を折り目にして、紙を90に折り曲げたら完成です。
正面から見ると、何ら変哲のない平面図の様に見えると思いますが、斜め45度くらいから少し見下ろすような形で見てみると、まるではしごが浮いているように見えるはずです。
まとめ
だまし絵を書くのは一見難しそうに感じますが、お伝えした書き方のポイントをしっかり押さえておけば、誰でも人の目を驚かせる不思議なだまし絵を作れるはずです。少しでもだまし絵に興味がある方は、今回お伝えした立体的に見える3Dはしごを是非1度書いてみてください。