部活Tシャツの制作で著作権に触れないようにするためには?
部活でそろえて作る部活Tシャツは、チームの団結力を高めてくれてモチベーションに繋がるものですよね。しかし、企業のおしゃれなロゴをオマージュして作りたい場合や、かっこいい写真を使いたい場合には著作権を意識しなければいけません。
そこで今回は、部活Tシャツを作る際に著作権に触れないようにするためにはどうすればよいのか解説します。
著作権と肖像権について解説!
著作権とは
著作権とは著作者の作品を守る法律によって与えられた権利のことです。部活Tシャツを作る際に関係してくるのは、イラストやロゴについての著作権です。
著作権者からの許可なくイラストやロゴを複製してしまうと、法律に抵触してしまいますので注意しましょう。
肖像権とは
肖像権とは肖像(容姿やその画像)を無断で利用されない権利のことです。無断でクラスメイトの写真を使ったり、先生の写真を使ってTシャツを作ってしまうのは、肖像権侵害に当たります。
有名人の写真にも肖像権はあるので、無断で使用することは肖像権侵害に当たります。
部活Tシャツでパロディやオマージュを取り入れたい場合は?
ここまでは、著作権と肖像権について解説してきましたが、パロディやオマージュを取り入れたい場合にはどうすればよいのでしょうか。まずは、権利者にコンタクトを取ってみましょう。
企業のロゴやキャラクターの場合には、著作者にメールで問い合わせてみるのが一つの方法です。
利用目的や利用期間が限定されていれば、許可を得られることもあります。
また、クラスメイトや先生の写真を使いたい場合には、直接許可を取りましょう。
もしも、学校で使うものには著作権は関係しないという話を聞いたことがある方は、部活Tシャツも著作権は関係ないのではと思うかも知れません。
しかし、これは一般的には間違いです。
著作権法では、「学校その他の教育機関で授業に使用する著作物は、必要と認められる範囲で複製や複製の配布が認められる」とあります。
「授業に使用する」場合とされているので、部活動はこの範疇に入っておらず、認められないという解釈が一般的です。
まとめ
今回は、部活Tシャツを制作する際に関係する著作権と肖像権について解説しました。また、後半ではパロディやオマージュを取り入れたい場合の対策についてご紹介しました。
ぜひ今回ご紹介した内容を参考にして、著作権、肖像権を守った上で、思い出に残るような素敵な部活Tシャツを作ってみてください。