新しいファスナーのスライダー入れ方とは?滑りが悪い時の対処法も紹介します!
ファスナーのスライダー部分が一度壊れてしまうと、修復は不可能だろうと思い込んでいる方はいらっしゃいませんか。正しく修理すれば、ファスナーは元通りになるので、諦めるのはまだ早いかもしれません。
今回は、正しくファスナーを交換する方法をご紹介しますので、新しくファスナーを取り替えたい方は要チェックです。
新しくファスナーのスライダーを入れる方法とは?
ファスナーのスライダーを新しく交換する方法を、4つの手順で説明していきます。1.スライダーが壊れた際には新しいものを用意する 取り替え用の新しいスライダーは手用工芸品店で販売されています。
仮に、元の大きさと異なるスライダーを購入してしまうと正常に取り付けられません。
そのため、新しいスライダーと比較できるように壊れたスライダーを手用工芸品店に持っていくことをおすすめします。
2.ファスナーの端の務歯(エレメント)をペンチで外す ファスナーの「務歯」とは、布テープに縫いつけられた歯の部分を言います。
新しいスライダーを取り付ける部分を作るために、ペンチを使用して5センチから7センチほど端の務歯を外していきましょう。
3.スライダーをファスナーに取り付ける スライダーが外れた際にファスナーが開いているか閉じているかによって、取り付けるスライダーの向きが異なります。
ファスナーが開いている場合には、スライダーを動かしてファスナーが閉まるように上下反対で取り付けてください。
一方、ファスナーが閉じている場合は、ファスナーがそのまま開くように正位置で取り付けましょう。
4.スライダー上部のテープを左右に引っ張る 上部にあるスライダーのテープを左右に引っ張ることで、スライダーがファスナーの務歯部分に移動します。
そこで、「カチッ」と音が鳴るまで引っ張るようにしてください。
元通りに正しく噛み合うと「カチッ」と音が鳴ったり、そのような感触があったりします。
このような音が聞こえたら、正しくファスナーが動くか再度確認しましょう。
ファスナーの滑りが悪い時の対処法とは?
長年使用したファスナーや、新品のファスナーであってもスライダーの滑りが悪い時があります。この場合には、リップクリームを務歯部分に薄く塗ることをおすすめします。
リップクリームには、スライダーの動きを滑らかにする働きがあるのでぜひ試してみてください。
ただし、色付きのリップクリームは衣類を色付けてしまう恐れがあるので、必ず使用しないように注意しましょう。
家にリップクリームがない時のもう一つの手段として、油を挿す方法も挙げられます。
使用する油はミシン油やサラダ油などで構いませんので、務歯部分に2、3滴垂らしてみましょう。
油を垂らした後に何度かファスナーを上下に動かすと、ファスナーの動きが段々と滑らかになります。
まとめ
ファスナーが壊れてしまっても、今回ご紹介した4つの手順で簡単に修理・交換できます。もし、以上のことを試してみても上手くいかなかったり、修復できなかったりした場合には当社へお気軽にお問い合わせください。
また、スライダーの滑りが悪い時には、リップクリームや油などを使用して対処しましょう。