着丈と総丈の違いとは?コートの着丈の目安についても紹介します!
服を買う時、サイズ感が最も気になるポイントですが、サイズに関する用語の意味はご存じでしょうか。サイズに関する用語には着丈や総丈などがありますが、それぞれどの長さを指しているのでしょうか。
今回は、着丈と総丈の違いやコートの着丈の目安について紹介します。
着丈と総丈の違いとは
着丈は「きたけ」と読み、服の後ろ側の首の付け根から裾までの長さを指します。Tシャツの場合はリブの下から裾まで、パーカーの場合はフードの付け根から裾まで、ポロシャツの場合は襟から裾までの長さが着丈となります。
総丈は「そうたけ」と読み、服の上端から裾までの長さを指します。
この総丈はワンピースやズボンなどで使われる用語で、キャミソールを除き、トップスでは基本的に使われません。
着丈は襟の高さを含まず、総丈は逆に襟の高さを含むというのが大きな違いです。
そのため、総丈は着丈よりも長くなります。
コートの着丈の目安について
前述した着丈は、コートに当てはめるとどの長さになるのでしょうか。コートの着丈は、バックネックポイントという背中の首の付け根の真ん中から裾までを直線で測った長さを指します。
測定する時は、前側のボタンを閉じた状態で平らな場所に置いて、背中部分を上にして首の付け根の中央から裾までの長さを計測します。
コートは、丈の長さによって「ロング丈」「ミドル丈」「ショート丈」という3つの種類に分けられます。
ここからは、コートの種類別の着丈の目安について紹介します。
ロング丈
ロング丈のコートは、着た状態で膝くらいの長さになるのが良いと言えます。お尻は完全に、太ももはほとんどが隠れるため、ビジネスシーンでもおすすめのタイプと言えます。
ただ、長すぎるとコーディネートの難易度が高まるため、着回ししやすさを重視する場合は膝からプラス5センチメートルくらいの丈感が良いでしょう。
ミドル丈
名前の通り、ロング丈とショート丈の中間にあたるのがミドル丈のコートです。着丈はお尻が隠れるくらいの長さが目安となります。
ミドル丈はロング丈とショート丈のいいとこ取りで、普段着やスーツにも合うので着回しの良いデザインと言えます
ショート丈
ショート丈は、ベルトが隠れてお尻に少しかかるくらいを目安にすると良いでしょう。着丈が短いコートは、カジュアルなシーンに取り入れやすく、ダウンジャケットやワイドパンツなどと相性が良いです。
一方で、トップスが裾から見えているとだらしない印象を与えてしまう点には注意しなければなりません。
まとめ
今回は、着丈と総丈の違いやコートの着丈の目安について紹介しました。着丈と総丈は、襟の高さを含めるかどうかに違いがあります。
また、コートの着丈は今回紹介したそれぞれの目安を参考にすることでビジネスシーンやカジュアルなシーンに合わせられるでしょう。