ジッパーがずれたときの直し方について解説します!
ジッパーがずれると、直すのに時間がかかってしまったり、最悪の場合は直せなかったりするので不便ですよね。そのような不便を解消するためにも、どうすればジッパーのずれを直せるのかについて知っておきたいものです。
それでは、どうすればジッパーのずれを直せるのでしょうか。
ジッパーはどのような構造になっている?
ジッパーがずれたときの直し方を知る前に、ジッパーの構造を把握しておきましょう。ジッパーは3つのパーツによって成り立っているので、それぞれについて見ていきます。
まずは、エレメントです。
テープに縫い付けられた凹凸の突起物が並んでいる部分のことで、務歯(むし)とも呼ばれています。
スライダーを上下させることで、務歯の頭部がつながったり離れたりしてジッパーが開閉します。
次に、スライダーです。
ジッパーの取手のことで、上下させるとエレメントをつなげたり離せたりします。
スライダーは「引手」「胴体」「柱」の3つで成り立っており、ジッパーを開閉する時に掴む箇所が「引手」です。
最後は、テープです。
生地とエレメントの境目をつなげるために必要なもので、これがあることでジッパーが機能します。
ポリエステルテープや、合成繊維・綿を原料としているテープなどがあります。
ジッパーがずれた場合の直し方とは?
皆さんはスライダーを上まで上げた際に、片側だけが余ったという経験はありませんか。この現象が起きるのは、エレメントが正常に噛み合わずにずれているからです。
スライダーは左右対称になるようにエレメントを噛み合わせますが、スライダーが劣化してくると緩くなり、うまく噛み合わなくなる可能性が出てきます。
直し方としては、最初に余ってしまう側の生地を少し引っ張り、左右にずれがないように整えます。
このときに強く引っ張りすぎてしまうと、生地を傷めてしまう可能性があるので注意しましょう。
次に、エレメントが余ってしまう側のスライダーをペンチで挟んで緩みを解消することで、いつも通りに使えるようになります。
生地を引っ張ってもエレメントを動かせないときは、エレメントが余ってしまう側のスライダーをマイナスドライバーを用いて少し開くことがおすすめです。
そのようにすると、エレメントが正常に動くでしょう。
まとめ
ジッパーの構造やずれの直し方について、ご理解いただけましたでしょうか。もしジッパーがずれて機能を果たさなくなった場合は、ぜひ本記事を参考にしてください。
また、当社ではお客様のご希望に沿ったオリジナルTシャツを作成しておりますので、ご興味のある方はお気軽にご連絡ください。